タイピングの目標

5.2.6.1. タイピングの目標

練習の究極の目標は、歩くときに膝の筋肉を意識しないように、頭で考えた内容を意識せずにスムーズに入力することです。

そのためには各キーの位置を暗記するだけではなく、ピアノを弾くように、指が自然に動くようになることが理想です。

QWERTY レイアウト #

広く使われているアルファベットの配置を QWERTY (クワーティ) と呼びます。上段左のアルファベット6文字と対応します。 HWBではこの配置を覚えることを勧めていますが、この配置が絶対ではなく、文化でことなるということも覚えておきましょう。

キー配列の違い

開きカッコを ( の入力法が、日本とUSAで広く使われているキーボードでは異なります。 8 あるいは 9

たとえば次の図はフランス語圏で使われる AZERTY 配列です。左上からアルファベットがAZERTYと並んでいます。

英語に関しても dvorak配列などより入力が容易とされるレイアウトも一部で使われていますが、覚え直す負担の大きさなどからそこまでは普及していないようです。

8.3. 言語と入力ソース

体に負担の少ない姿勢 #

  • 両手で入力しましょう。標準的なタイピング方法では、「ホームポジション」という左右の指をおく位置や、どのキーをどの指が担当するかが決められています。バランスよく全ての指を使うと、速いだけでなく、負担も減らせます。
  • 正しい姿勢を維持しましょう。画面から 40 ~ 50cm 頭を離して、背筋を伸ばした正しい姿勢が理想です。へそをすこし引くイメージで腰の周り全周の筋肉で状態を支えて、肩・首・腕はリラックスした状態を保つと良いです。
  • キーボードを見ないでタイプできると良いです。キーボードを見ないでキーをタイプすることを、タッチタイピングといいます。どこかで時間をとって練習することがお勧めです。
  • 適度に休憩しましょう。長時間のタイピングは怪我などの原因になりえます。練習をするときや、上達後に集中して課題に取り組むときなど、とくに注意してください。
コラム: キーボードあれこれ
情報系に進むなどコンピュータを毎日長時間使う状況では、自分にあったキーボードを使うことが重要です。 キーを押し込んだときの抵抗の強さ、押せる深さなどさまざまな種類があります。ノートパソコンにも、外部キーボードを接続できます。 肩を広げて使える、左右分離型キーボードというものもあります。
タイピングの練習 タイピングの目標 typing
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