23.2.1. シミュレータの操作
見本に沿ってシミュレータ上でオートマトンを実行してみます.
文字列中に aba が現れるか否かを判定するオートマトンをシミュレータプログラム上で実行してみます.なお,このシミュレータの説明では始状態を「初期状態(initial)」,受理状態を「終了状態(final)」,受理状態以外の状態(つまり拒否となる状態)を「非終了状態(non-final)」と呼びます.
シミュレータの起動 #
以下のリンクをクリックし,オートマトンシミュレータを起動してみましょう.
https://tanakat01.github.io/AutoSimJS/グラフの入力 #
見本のように4つの状態を作りましょう.状態を作るには,ウィンドウ左上に4つ並んでいるボタンの中で赤丸のボタン
をクリックした後,状態を配置する場所をクリックします.

状態を終了状態として指定するには,状態の上で右ボタンクリックしてFinal Stateを選びます.状態の指定を削除したり,初期状態として指定したりすることも可能です(初期状態は必ず1つですから,下の状況では Initial State を選択できなくなっています)

状態遷移の規則(矢印)を作るには,ウィンドウ左上に4つ並んでいるボタンの中で線分のボタン
をクリックした後,「元の状態」から「次の状態」までドラッグします.すると,状態間に青色の矢印が引かれ none と表示されます.none と書かれた所を右ボタンでクリックすると,a, b, ..., j, else, Delete というメニューが出るので,入力文字を選びます.else は「他の文字全て」を意味します.状態や状態遷移の規則を削除するには,それぞれの上で右ボタンをクリックして Delete を選択します.すべてを消して最初から始める場合には,FileメニューのNew -> Deterministic Finite Automatonを選択するか,ブラウザのリロードボタンを押すと良いでしょう(前者の場合,「Are you sure you want to clear everything for a new project?」と聞かれるので「OK」を選択します).

見本のオートマトンを完成させましょう.複数種類の文字で(下の例ではaまたは bのどちらでも)遷移するように指定することも可能です.

左上のラベル領域にオートマトンの名称を記入できます(ただし,この名称は保存されないようです).

オートマトンの動作確認 #
ウィンドウ左上に4つ並んでいるボタンの中で緑色の三角ボタン
をクリックすると,オートマトンの実行がはじまります.初期状態が緑色になり,画面下の左端の桝目に緑色の三角が現われます.

キーボードからaをタイプすると,画面下の左端の桝目に aと表示され,遷移した状態が緑色になります.

続いてキーボードから bと aをタイプすると,下の図のように二重丸の終了状態が緑色になります.

ウィンドウ左上に4つ並んでいるボタンの中で緑色の三角ボタン
をクリックすると,オートマトンを最初から実行することができます.初期状態が緑色になり,画面下の左端の桝目に緑色の三角が現われます.Deleteキー(WindowsではBackSpaceキー)によって入力した文字を1文字ずつ消去することも可能です.以下は「bbaabab」と入力した後の状態です.途中に「aba」が含まれていますので,終了状態が緑色になっています.

オートマトンの保存と印刷 #
作成したオートマトンは「File」メニューの「Save」で保存したり,「Save Image」で画像として保存したりできます.前者の場合,ダウンロードディレクトリに「machine.txt」という名前で,後者の場合には同じくダウンロードディレクトリに「automaton.png」という名前で保存されます.
Chromebook 端末を利用中の場合は,Google drive などに保存しましょう

保存したオートマトンは,メニューの「Open」によって開くことが出来ます.



